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山小屋アルバイトって。

ちらっと以前、「地球一周自転車に出る前に山小屋で働くつもり」と書いたと思う。
実はもうこの夏のバイト募集は始まっていて、
ちるじろうも3月上旬に2件ラブレター(履歴書+自己PR)をしたためて山小屋の事務所に送っていた。

で、本日。
そのうちの1件から"内定"をいただいて、一安心。(やった!)

今の会社を辞めるのは決まったのに、次の山小屋バイトは受け入れてくれるのかさえ未定、
今までそんな状況だったから、内心は穏やかじゃなかったが・・なんとかなってよかった。


今回山小屋バイトに関するほとんどの情報収集をネットで行った。
思っていた以上に具体的な情報が少なくてこずったので、
現時点で知りえた「山小屋バイト」情報を書いておこうと思う。
後続の方々が参考にしていただければ。

以下、山小屋バイトに興味のある方、ご覧ください。



******



【山小屋バイトって?】
主に長野県のアルプス山中に点在する山小屋に、泊りこんで接客業や小屋の管理をするアルバイト。
山小屋というと、泊ったことのない方は隙間風が絶えない掘立小屋で寝袋にくるまる生活・・
なんてワイルドなアウトドア生活を想像するかもしれない。
でも、今の山小屋はお金を取るとこであれば、
布団や清潔な便所・自家発電機による灯と暖房は結構当たり前、
「山の上にあるペンション/旅館」と言い換えたほうが適当なんじゃないかなと思う。
食事も最近は人力ではなくヘリで食材を上げるため、なめてかかると予想外にいいものが出てくる。
つまり、何のことはない、山小屋バイトとは「山の上での民宿業」と言っていい。

それでも、はやり山域の不便な立地であるがゆえ、荷物を運ぶ、雪かきをする、大量の布団を干す。。。
力仕事も多ければ、朝は朝日を拝みに旅立つお客に朝食を出すため早朝3-4時に起きて、
夜は遅くまで食事の準備・片づけがある。山が好きだから・・とか、気軽な気持ちでは決してできない仕事だろう。
あと、おそらく時給に直すと、相当低い(怖いからやらないが笑)。

メリットは、これはもう「貯まる」の一言。休みも少なく、標高の高い小屋ならばそうそう降りられない。
故に、半年間やりきれば相当貯まる。
たとえば一例を示すと、
日給6800円×24日×6か月間=・・・ 計算してみて。

(まだ、バイトを始める前だから電話やネットで収集した情報のまとめです)

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(蝶ヶ岳ヒュッテ)

【募集はいつから始まる?】
募集時期については、驚くほどネットに情報が少ないので、詳細に述べておきたい。

山小屋は早いところは5月中・下旬から営業が始まる。
この時期から始めたいのであれば、2月中に電話して、履歴書を送るところまでやっておきたい。
3月だと、ちょっと遅いのではないだろうか?(詳細は不明)

次の営業開始の"波"は6月上・中旬だが、
2月下旬~3月中旬ごろには電話&履歴書を送っておきたいところだ。
ただ、早ければいいわけでもない。
当然雇い主はある程度応募者が揃うのを待ってから枠を埋めるからだ。
ちるじろうも、第一希望の小屋に3月中旬に電話をしたら
「(ほかの方から)履歴書が何枚かもう届いている。
もう少し集まってから決めたいから連絡を待っていて」と言っていた。
(そして今電話待ち。)

その次は、7月中からの短期募集。
ここからは、大学生の休みと重なるため募集が非常に多く、また応募者も多くなる。
意中のところでバイトがしたければ、
少しでも早く・そして長く働ける人材だとアピールするのが有効ではないだろうか。
募集要綱でも、7月上旬から働いてくれるとありがたい、というような文章をよく見かえる。

【長期で働きたい】
ちるじろうは最初の希望はこの「長期で働きたい」だった。
正確には、「標高の高い山小屋で、5-10月の半年間」だったのだが・・。
今思うとこの希望は矛盾がある。

つまり、標高の高い稜線の山小屋に5月に行くならば当然相応の雪山スキルが必要で、
雇用主としてもヤマや山小屋バイト経験者を欲しがるということだ。
ちるじろうが最初に電話した山小屋は標高が2600Mくらいのところだったが、
電話越しの相手の興味は「雪山経験があるか、ないか」に集中していた。
カンタンにいえば、雪かきで怪我をされては困る、というわけなのだ。
募集人数も少なく、確実な戦力を求めているように感じた。

必然的に、長期で働きたいのであれば麓に近い山小屋を選ぶとよいのではないだろうか。
しかし・・

【標高の高い小屋と、低い小屋】
麓の山小屋なら・・・と思うけれど、標高が低いこと=「食材が豊富にあること」にもつながる。
つまり、一概には言えないものの、
標高の低い小屋では、調理のスキルを持つ人が優遇される傾向があるのだ。

これらをまとめると、長期で確実にバイトを確保するには、
「調理」なり「雪山経験」なり「山小屋バイト経験」なり、
なんらかのアドバンテージが欲しい、と言えると思う。

【でもやっぱり、標高の高い山小屋がいい】
それでも稜線にあるような山小屋を求めるならば、必然的に「白馬岳」のように、
ロープーウェイがあるなど誰でも行ける山域の山小屋を選ぶことになる。
この線が実は結構確実なように思う。
標高があってもアクセスしやすい=客が多い=早い時期からバイトも多く必要、となるからだ。

そんなこんなで、ちるじろうは、今は「6-10月/11月まで働けるアクセスがよい山小屋」を
中心に情報を集め、電話をしている。

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(常念小屋、受付)

最後に、私的な意見ながら
【どうすれば山小屋バイトを確保できるか】

これは、一度でも就職活動をした人であれば俺がここで考えを言う必要はないと思う。
山小屋を応募する人の最初の同期は間違いなく「ヤマが好き」だろう。
だからと言って、それを全面にだして「・・だからバイトがしたいんです」では
確実にふるいにかけられる、という話だ。

実は(!?)、山小屋バイトは優秀な人材が集まりやすいと言われている。
夏の間は山小屋バイトをして、後は旅をするとか自分の夢を追いかける・・つまり自発的な人間が多いのだ。

雇用主からすれば、電話と紙切れ一枚で、半年間一緒に働く人間を決めなければならない。
だったら、雇用主はそれらから何を汲み取ろうとするだろうか、
そしてこっちは何をアピールをすればいいのか。
そのあたりを考えに考えて、勝負をかけるといいと思う。



・・ちょっと偉そうに書いてしまいましたが。。
まだこれからの身ながら、接客業を2年やった身として、
山小屋は絶対楽じゃない、と思っている。
それなりの覚悟を持って、本気で山小屋バイトをしようと考えている人の参考になるよう
文章を書いたつもり。

また、実際に仕事をしたあとにも、その感想を書きたいと思う。
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by Mr-chirujirou | 2010-03-25 20:59 | 山小屋アルバイト