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MANUKA

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フルマラソン完走の記録

自分にとって欠かせない趣味に「マラソン」がある。
2006年から走る楽しさを覚えてもう5年目にもなるけど、
ようやっと、一つの到達点に達した。
それは夢にまで見た、「フルマラソンの完走」だ。

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正直、走れるかどうかか甚だ不安だった。
練習もつめるだけ積んだつもりだったけど、本番一週間前に3H走ったのがせいぜい。
完走タイムは5Hだとか6Hだろうから、とにかく「完走」は体力的に未知の世界といえた。

初めてのフルマラソンに際して、たてた戦略(?)はこうだ。
「3Hは走れる。あとは気力で。」
要は大真面目に、ぶっつけ本番だったのだ。

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意外にも30キロ付近までは、
沿道ギャラリーからの半端ないエイド(チョコやバナナの差し入れ)に助けられ順調だった。
何だイケそうジャン、とすら思っていた。

しかし、やはり無理が出てきた。
文字通り"しぬほど"キツかったのが35キロ前後。
膝が上がらなくなり、時速は極端に落ちた。
街で普段歩いている時の方がよっぽど早かっただろう。

ペースは歩くより遅い。それでも、絶対に歩かなかった。
歩きたくない!!!、その気持ちだけで前に進んでいたと思う。

そうしてしばらくすると不思議なことが起こった。
膝の痛みが全くなくなったのだ。
それどころか、飛び跳ねたくなるくらい体が軽くなり、面白いように走れるようになった。
今思えば、あれがランナーズハイというやつだろう。
最後の5キロでいったい何人抜いただろう?
たくさんの背中を追い越す楽しさも手伝い、高揚感とある種の達成感を持ってゴールした。

(完走タイム4時間24分12秒。9362人中、1631位。)

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フルマラソンを走れる――
これは自分にとって、大きい。
始めたばかりの時は考えもしなかった「雲の上にある夢」が、
いつかできると信じ込んで、少しずつ実績を重ねたら、
遠い夢は目の前の目標となり、ついにはゴールラインを越えることもできた。
この自信は、自分にとって大きい。

あの35キロ地点より苦しい瞬間は、今後の人生、そうそうやってこないだろう――
そう思えるのも、大きい。

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地球規模のチャリ旅だって、きっとできる。
要は、やるのかやらないのか。積み重ねるのかしないのか。そういうことなのだろう。



ps これ書いてたら走りたくなってきた!笑 落ち着くために走ってきまーす
by Mr-chirujirou | 2010-05-13 21:34 | 市民マラソン大会