久しぶりに体ん中のすべての歯車がガチッ!っとかみ合う感覚。
あぁ、あの感じ。
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日本初登山は
愛知県の「明神山」でした。
この山、「明神さま」もいらっっしゃる霊峰でもあるらしく、
標高1016Mの割には、奥三河名山の中で最も「登り甲斐のある山」。
たった1000Mなら軽い軽い・・・
どこかそんな軽い気持ちは正直あった、というかそんな気持ち全開で登ったのだけれど
ととととんでもない!
エッと思うような急斜面の岩肌を鎖ひとつで何度も登り
ごつごつした山肌をはしごを使って登り、
・・死なない程度にアトラクションがあって
心地よく(いや、かなり)体が疲れてくれた。
でも、あぁ あぁ
見ごろの紅葉、
落ち葉のにおい
足元を彩る枯葉たち
沢に歩き回る沢ガニ
頭上で遊ぶ鳥の一家
遠くできらめくダム湖
富士山まで見えた山頂の絶景 ・・・・
最後は道を横切って消えた
初めての野生のタヌキとの遭遇
すべてが小さな歯車となって自分の中に組み込まれてゆく
そんな感触。