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カテゴリ:山小屋アルバイト( 20 )

テント暮らし始まる

先日の一時下山を境にして、テント暮らしを始めた。

いつかブログにも書いたマイテント(アライのトレックライズ)を小屋前のテント場の隅に張らせてもらっている。
このテント泊が本当に素晴らしい。
「最初からこうしとけばよかった!」とすでに思っている。それくらい、この小さな個室は心地がいいのだ。
寝袋からはい出し、ジッパ-を開けると、深い沢を挟んで隣の山脈が目の前にたたずみ、その向こうには雲海の中に富士山がドカンと座っている。
いったい、なんという贅沢だろう。

もちろん、稜線上にテントがあるので雨や風が吹くとひどくはためき、揺れることもある。そんなときは心細く、ハイマツの、風に騒ぐ音すら不気味に聞こえてくる。
でも、ちょっとした自然の表情の変化に敏感になること。時に、なんでもない風に畏怖を覚えること。こんな、今まで忘れかけていた重要な感覚を、テント暮らしが戻してくれている感じがする。

これを書いてる今は夜19:30ごろ。この20分ほどの間に、なんども近くでネズミの泣き声がして、鹿の奇声が沢に数回響いた。それ以外には、まるで音がない。やはり、こんな贅沢な環境はそうそうないんじゃないだろうか。
***

p.s. 台風が南アルプスに直撃しそうだ。このテントは大丈夫だろうか(笑)
まぁ、自然現象のせいで眠れない日があっても、それはそれでいい。
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by Mr-chirujirou | 2010-09-06 19:28 | 山小屋アルバイト

山小屋ゆうびん⑤〜シーズンがおわる〜

山小屋にきて、早いもんでおおよそ3か月が経っている。

全くお客が来ない(来れない)6月から始まって、お花畑が一面に広がる7-8月のシーズンピークも超えて、先日ついに登山者を運ぶバスの便数が大幅に減って、登山シーズンに終わりを告げた。
あとは束の間の紅葉を経て、小屋閉めまで一直線だ。

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山小屋にくるようなバイトの面子はやはり面白く、一人一人がそれぞれやりたいことを抱えている。

そんな人たちが楽しそうに語る、自分のこれからの“やりたいこと”を聞くにつけ、俺には何時間でも語れる“やりたいこと=夢”は本当にあるのか、と自問自答している。

チャリでの地球放浪という手段を経て、自分が身に付けたいと思っていることや就きたい仕事というのは、本当に「夢」でありうるのか。もしかしてただの「理想」とはき違えているんじゃないのか。
..いまの自分に、本当の意味で生涯かけて夢を突き詰めてゆく「覚悟」はあるのだろうか。

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そんな自問が生まれてしまうあたり、少し、自信がない。答えは今出るものではないかもしれないとも思う。恐らく、旅の序盤は、その「覚悟」をモノにする期間になるだろう。

それでも、進んで行く。まずは今できることをしっかり見極めて、残り少ない山小屋バイト生活をしっかりと送ることだ。目の前のことも満足にできないで、その先は語れない。
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いくつか新たに勉強用の本が必要なのと、ビザ申請や航空券予約もしなきゃなので、来週一端下山しようかと思ってます。
本当に久々の下界。でもリラックスなんかしていられないな。今やるべきことを、やっていこう。
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by Mr-chirujirou | 2010-08-26 13:37 | 山小屋アルバイト

山小屋ゆうびん④〜旅の感覚〜

お久し振りです。相変わらず元気でやってます。
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先日の台風は南アルプスに大雨をもたらしてくれた。

実はこの小屋周辺には沢がなくて、したがって「空からの恵み」がここで使う水のすべて。だから小屋の敷地にはところ狭しとドラム缶が並んでいるのだけど、アルプスに立ち寄った台風は、そのドラム缶をいっぱいにしてくれた。
翌日、台風一過の晴れ間の下、ドラム缶の水で洗濯ものをする。澄んだ水は冷たく、天水の有り難みを肌に感じるようだった。
当たり前のことなんだけれど、そんな小さな感謝の気持ちをここでは何度も感じている。今までの街暮らしで忘れていたある種の感覚が、小さなきっかけを集めて蘇りつつある。
感覚といえば、
一度そのドラム缶の天水がなくなりかけるほどの好天続きで、売り物の水(市販のペットボトル入りのもの)やジュースが売り切れてしまったことがあった。
こうなると、もう歩荷(ボッカ=人力での荷揚げ)しかない。男のバイトが各々、麓の店から小屋までの行程をボッカした。自分は35kgの水を2時間背負った。このボッカは、、今思い返しても「ありえない」。ボッカできるくらいの体力はあるさ、と思っていたが完全にナメていた。膝がつって動けなくなり、半ば這うように山道を登った。
背中でチャプつく水をうらめしく..ではなくその貴重さを感じずにはいられなかった。そして、この2時間がなにか自分の体の中に眠っていた「感覚」をノックしてくれたように思う。
なんといえばいいか、「自分の力でなんとかしてやる、ゴールまで辿り着いてやる」というモチベーションというか、旅人として持つべき感覚、とでも言えるか。そんな感覚が容易に表に出せるようになってきた。

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..12月頭より、まずはオーストラリア大陸をチャリで一周する予定なんだけど、まだ自分の中にその準備ができてない、と最近まで感じていた。でも、何だか、急激にその心構えのようなものができてきた。自分の中に変化を感じている。
チャリにまたがるその前に、まずこの山小屋バイトを通じて、もっと自身の「感覚」を敏感にしていきたいと思っている。

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...12月上旬のある日、愛知の実家を出発し、成田空港に向かってペダルをこぎはじめるその瞬間。成田空港で飛行機を待ってイスに座っている瞬間を、なんだか最近妙にイメージしている。(ばかだなぁ-とは思うんだけど。)チャリ旅まで、あと4か月だ。
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by Mr-chirujirou | 2010-08-15 19:09 | 山小屋アルバイト

山小屋ゆうびん③〜ミヤマクワガタ咲いてます!?〜

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今季一番の客数だった土日を終えて、少し静かな山小屋暮らしが戻ってきた。
こんばんは。ちるじろうは元気でやってます。
..静かといっても、いまの時期はハイシーズン。平日でも客は100オーバー、今も隣りの宿泊棟から笑い声や拍手が聞こえてる。楽しそうで何よりだ。

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さて、実は自分がいるヤマは南アルプスでもとりわけ高山植物が見られることで有名で、小屋入りした6月の下旬頃から毎日のように目まぐるしく移り変わる花をみてきた。

単純な性格ゆえそんな高山に息づく植物たちが面白くなってしまい、今では毎日図鑑(会いに登ってきてくれた親しい人にいただいた!サンクス!)と睨めっこの毎日だ。

山小屋周辺には、世界でもここにしか咲かない花や希少な花がいくつもある。
例えばタカネマンテマやキタダケソウがその代表格で、この高さ10cm程度の草花を観るためだけに登ってくるひともいるほど。
(開花の時期はそんな人で溢れる!)

また面白いことに、平地でいくらでも生えてるタンポポやスイバ、オオバコなんかも、高山に咲くやつはみんな「ミヤマ(深山)〜」とか「タカネ(高嶺)〜」なんて大そうな名前を冠している。
(住む場所が違うだけで雑草になるのか希少植物と呼ばれるのかがわかれているというのも、なんだか妙な話だなとも思う。)

ちるじろうが識別できるようになったのは50数種(さっき数えてみた)。1種類も分からなかった昨年と比べればすごい違いだ。

***

今咲いているので面白いのは「ミヤマクワガタ」。ムシじゃないですよ、名前が紛らわしいけど、オオイヌノフグリ似の希少種。
撮影もやってはいるけれど..あ- マクロレンズ買ってこればよかったなぁ..。

写真は世界でもここにしかない、キタダケキンポウゲ。小屋のすぐそばに群生してます。
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by Mr-chirujirou | 2010-08-04 15:24 | 山小屋アルバイト

山小屋ゆうびん②〜標高3000mのおコメ研ぎ〜

お久し振りです、ちるじろうは元気で山小屋住いをしてます。

梅雨が開けて気候が安定してから、意識はしてなくてもほぼ毎日日の出と日の入りの色鮮やかな大きな空を眺めてるような気がする。
休憩時間が午前、午後ともに1.5時間ほどあることが多くカメラと飲み物片手に出歩いているんだけど、これがやはり面白い。

彼方まで広がる青空に足下を通る雲。毎日新しい表情を見せる高山の草花と、暖かい岩や砂。岩間でじゃれあうイワヒバリたち..
目に映るのは、大自然に生きているものばかりだ。暖かく時に厳しい山岳地帯にあって、どうして彼らはいつも凜としていられるのだろう、とふと思うことがある。彼らをみていると、生きている、そんな当たり前のことを妙に意識してしまうから不思議だ。

***

話変わって最近、運動不足につき(苦笑)ランニングを始めた。とはいっても山小屋のあるここは稜線上で平坦なコースなどない。近くの分岐点まで登山道をかけ上がり、一息入れてかけ降りている。要はトレイルランニングみたいなものだ。当然登山客はびっくりしているけれど(苦笑)、自分の呼吸がガンガン上がるなか、一歩、いや三歩先までを瞬時に見極めていく緊張感が面白く、なかなかにハマってきている。

****

さて、表題の件。
山小屋アルバイトはどんな生活かというのを、一日の流れを載せる形で紹介したい。
(このブログは、「山小屋アルバイト」の検索で来てる方が多いようですので。)

例えば、今日の流れは..
04:10 起床
04:30 朝食準備
04:50 お客朝食(2回転)。配膳&片付け
06:10 布団たたみ
06:20 スタッフ朝食
07:10 布団続き、トイレや部屋の掃除など
08:00 全員でティータイム
08:45 チームにわけて休憩1.5Hずつ
*休憩班-散歩や読書や昼寝
*仕事班-キッチンにて客に飲み物や軽食
12:00 スタッフ昼飯
13:00 チームにわけて休憩1.5Hずつ。
*仕事班-夕食の仕込み(おコメ研ぎや野菜を切ったりの準備)。
16:40 夕食開始3回転(約100名様分)
18:10 スタッフ夕食
19:10 開放!!夕日を眺めてテントに戻る。
...
標高3000mにて、富士山を遠くに眺めながらタライいっぱいのおコメを研ぐ。これは、なかなか気分がいい。

ではでは。また更新しま-す!
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by Mr-chirujirou | 2010-07-26 20:17 | 山小屋アルバイト

山小屋ゆうびん①

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ヤマにいる間は更新はできまい(或いは、するまい)、と思っていたけれど、
山小屋の平日ってのは素晴らしく「暇」で(笑)、今後時間がある時はケータイから更新やってこうと思います。

*****

前回更新したときの゛雪かきの日々゛からは開放されて、6月末あたりから週末を中心にぼちぼちお客さんが登って来るようになってます。

小屋の標高3000mなので気温5-15℃前後。天候は雲の上または雲の中。霧がそのまま小雨に変わる梅雨(?)模様。

雷鳥の鳴き声が沢に響き、イワヒバリが小屋のまわりに遊びにやってきては、風に飛ばされてやってきて雪の上でもがく昆虫をついばんでいる。

また、花で有名な山なだけあって、小屋まわりに広がるお花畑はそれはもう見事の一言。1年を通し80種以上見られるそうで、全部見て&覚えてやるつもり。

千丈ヶ岳、甲斐駒、鳳凰三山、遠くに中央アルプス、北アルプス、富士山がみえる。

あぁ、なんてロケーション。これだけで毎日「がんばろう」と思えてしまう。まわりの環境ってやはり大事だ。

とりいそぎ、「こんな生活環境です」くらいに。山小屋バイトについては後日更新します。それでは、また。

写真は、働いてる山小屋。左下の緑のアーミーテントが我が住いです。
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by Mr-chirujirou | 2010-07-06 19:32 | 山小屋アルバイト

山小屋アルバイト、始まってます。

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6月2日、ヘリで3千メートルの稜線へ降り立つ。

目の前にあるべき山小屋は屋根しか見えず、すべてが雪に埋もれたまま。

事前に電話ごしに、
「最初の仕事は小屋を掘り出すことだから」
そう管理人に言われていたけれど。

・・正直、半分くらい冗談かと思ってました(苦笑)

*****

俺はチャリも登山もマラソンもやるし、そのへんのメンズより体力あるつもりでいたけれど

い。。いやぁ、ほかのスタッフのあの無限ともいえるエネルギーは何なのだろう。

毎日ほぼ8時間の雪かきの日々

この野郎、負けてたまるか、妥協してたまるかと周りに負けじとなんとかやっています。

*****

スタッフはみなそれぞれが独自の経歴を持ち、独立心が強く、そして自由だ。一緒にいて面白い。

そしてきつい作業でも、合間に顔をふとあげて、

夕焼けに染まる南アルプスの山々が目に入ると、ごく自然と涙がでてしまう。

9時に消灯し、ヘッドライトで本を読み、5重の毛布をかぶり眠る日々

いやぁ、まとまらないけれど(苦笑) とにかく、負けてられないです。

ようやっと登山口までの登山バスも開通し、お客さんがぞくぞくとやってくる。

雪かきも終わり、また新しい生活が始まる。がんばります。

*****

※1 山小屋バイトをやろうとしてる方へ

山小屋によってまったく状況が異なるのであまり細かく言えませんが
休日は基本的にないですし雨水や沢の状況によっては風呂も入れず、個人の時間も取りにくい。
やはり下界とはまったく違う、どっちかというと男っぽい世界かな?!と感じます。
(きっと、標高が高い小屋ほどそんな状況になってくるのだと思います)
どんな状況も受けれてて楽しめる、境遇はきついほどわくわくする、なんとかなるなる、と思えるタイプの方があってるんじゃないでしょうか。
(ちるじろう個人の感じ方ですので、あくまで参考程度に。)

ちなみに、山小屋アルバイトを探すのはインクノットというHPが便利ですよ。


※2 所用のため、今回特別に一時下山させてもらいました。
小屋にネットがないためブログの更新は11月までたぶんできません。。

では、また!

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by Mr-chirujirou | 2010-06-18 22:02 | 山小屋アルバイト

山小屋アルバイトいってきます

ちょっとお知らせ

明日(6/1)、山梨県甲府市付近に入り
6月から11月まで山小屋業務のお手伝いをやってきます。

休日をもらったところで麓まで片道5-6時間、最寄りの都市である甲府までバスで1Hほどかかるので
よほどでない限り下山できないと思います笑

携帯を解約してプリペイドにしてやる!と思っていたけれど解約料もプリペイド代も思った以上で
さらにどうやら山小屋はケータイOKなので、料金プラン最安のにして引き続き持つことにしました。
連絡はどうぞケータイまで。

ネットはたぶんできないと思います。
よって今のところブログ更新のめどは立ってません;;

ちるじろうの働く山は7-8月がお花畑だそうです。
特に平日なら素晴らしい登山経験ができると思います。
(逆に8月の休日はよくないと思います。山小屋はあふれかえりひとつの布団に3人状態になります。)
山をやる皆様、どうぞいらっしゃってください。


それでは!あいさつ、笑顔、礼儀を忘れずに。楽しもう。
いってきます。
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by Mr-chirujirou | 2010-05-31 21:35 | 山小屋アルバイト

半年間、山小屋勤務へ!!

やった!やった!

3月中旬にラブレターを送っておいたアルプスの山小屋2件、

実は3月下旬に1件から"内定"をいただいていた。
さらに本日、晴れて大本命の1件からも"内定"のお電話をいただき、
本命の方の山小屋にお返事をすることができた。

小屋の標高3000M山頂直下の稜線上にあり
登山道入り口からの所要時間は6H!

ほんとにいいの?!こんな恵まれた条件で働けるなんて・・。
うれしくて涙が出そうです。
6月から11月まで、みっちり山男になってきます。


****

当然ながら、喜んでばかりではいられない。
山小屋のスタッフをするからには体力は必須だ、
そして案内ができるようアルプス事情を頭に叩き込んでおかないと。
さらに6月に3000Mに行くのならば雪山技術が必要になる。

最高なことに来月5月は完全に無職だ。なんてタイミングでやってきた、自由な1カ月。
いい流れだ。やれる努力はすべて払って、山小屋勤務へ挑もう。

この山小屋の半年間でどれだけヤマを知れるかによって、
世界7大陸最高峰のうち、いくつかの登頂を視野の片隅に捉える事ができるかもしれない。

****

まずは、今日から走りこみを再開しよう。
払える努力はすべて払う。できることは全部やる。できないことはできるまでやる。
全力を傾けるに足る確かな目標さえ定まれば簡単なこと。
いい流れだ。
いってきまーす
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by Mr-chirujirou | 2010-04-24 21:33 | 山小屋アルバイト

山小屋アルバイトって。

ちらっと以前、「地球一周自転車に出る前に山小屋で働くつもり」と書いたと思う。
実はもうこの夏のバイト募集は始まっていて、
ちるじろうも3月上旬に2件ラブレター(履歴書+自己PR)をしたためて山小屋の事務所に送っていた。

で、本日。
そのうちの1件から"内定"をいただいて、一安心。(やった!)

今の会社を辞めるのは決まったのに、次の山小屋バイトは受け入れてくれるのかさえ未定、
今までそんな状況だったから、内心は穏やかじゃなかったが・・なんとかなってよかった。


今回山小屋バイトに関するほとんどの情報収集をネットで行った。
思っていた以上に具体的な情報が少なくてこずったので、
現時点で知りえた「山小屋バイト」情報を書いておこうと思う。
後続の方々が参考にしていただければ。

以下、山小屋バイトに興味のある方、ご覧ください。



******



【山小屋バイトって?】
主に長野県のアルプス山中に点在する山小屋に、泊りこんで接客業や小屋の管理をするアルバイト。
山小屋というと、泊ったことのない方は隙間風が絶えない掘立小屋で寝袋にくるまる生活・・
なんてワイルドなアウトドア生活を想像するかもしれない。
でも、今の山小屋はお金を取るとこであれば、
布団や清潔な便所・自家発電機による灯と暖房は結構当たり前、
「山の上にあるペンション/旅館」と言い換えたほうが適当なんじゃないかなと思う。
食事も最近は人力ではなくヘリで食材を上げるため、なめてかかると予想外にいいものが出てくる。
つまり、何のことはない、山小屋バイトとは「山の上での民宿業」と言っていい。

それでも、はやり山域の不便な立地であるがゆえ、荷物を運ぶ、雪かきをする、大量の布団を干す。。。
力仕事も多ければ、朝は朝日を拝みに旅立つお客に朝食を出すため早朝3-4時に起きて、
夜は遅くまで食事の準備・片づけがある。山が好きだから・・とか、気軽な気持ちでは決してできない仕事だろう。
あと、おそらく時給に直すと、相当低い(怖いからやらないが笑)。

メリットは、これはもう「貯まる」の一言。休みも少なく、標高の高い小屋ならばそうそう降りられない。
故に、半年間やりきれば相当貯まる。
たとえば一例を示すと、
日給6800円×24日×6か月間=・・・ 計算してみて。

(まだ、バイトを始める前だから電話やネットで収集した情報のまとめです)

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(蝶ヶ岳ヒュッテ)

【募集はいつから始まる?】
募集時期については、驚くほどネットに情報が少ないので、詳細に述べておきたい。

山小屋は早いところは5月中・下旬から営業が始まる。
この時期から始めたいのであれば、2月中に電話して、履歴書を送るところまでやっておきたい。
3月だと、ちょっと遅いのではないだろうか?(詳細は不明)

次の営業開始の"波"は6月上・中旬だが、
2月下旬~3月中旬ごろには電話&履歴書を送っておきたいところだ。
ただ、早ければいいわけでもない。
当然雇い主はある程度応募者が揃うのを待ってから枠を埋めるからだ。
ちるじろうも、第一希望の小屋に3月中旬に電話をしたら
「(ほかの方から)履歴書が何枚かもう届いている。
もう少し集まってから決めたいから連絡を待っていて」と言っていた。
(そして今電話待ち。)

その次は、7月中からの短期募集。
ここからは、大学生の休みと重なるため募集が非常に多く、また応募者も多くなる。
意中のところでバイトがしたければ、
少しでも早く・そして長く働ける人材だとアピールするのが有効ではないだろうか。
募集要綱でも、7月上旬から働いてくれるとありがたい、というような文章をよく見かえる。

【長期で働きたい】
ちるじろうは最初の希望はこの「長期で働きたい」だった。
正確には、「標高の高い山小屋で、5-10月の半年間」だったのだが・・。
今思うとこの希望は矛盾がある。

つまり、標高の高い稜線の山小屋に5月に行くならば当然相応の雪山スキルが必要で、
雇用主としてもヤマや山小屋バイト経験者を欲しがるということだ。
ちるじろうが最初に電話した山小屋は標高が2600Mくらいのところだったが、
電話越しの相手の興味は「雪山経験があるか、ないか」に集中していた。
カンタンにいえば、雪かきで怪我をされては困る、というわけなのだ。
募集人数も少なく、確実な戦力を求めているように感じた。

必然的に、長期で働きたいのであれば麓に近い山小屋を選ぶとよいのではないだろうか。
しかし・・

【標高の高い小屋と、低い小屋】
麓の山小屋なら・・・と思うけれど、標高が低いこと=「食材が豊富にあること」にもつながる。
つまり、一概には言えないものの、
標高の低い小屋では、調理のスキルを持つ人が優遇される傾向があるのだ。

これらをまとめると、長期で確実にバイトを確保するには、
「調理」なり「雪山経験」なり「山小屋バイト経験」なり、
なんらかのアドバンテージが欲しい、と言えると思う。

【でもやっぱり、標高の高い山小屋がいい】
それでも稜線にあるような山小屋を求めるならば、必然的に「白馬岳」のように、
ロープーウェイがあるなど誰でも行ける山域の山小屋を選ぶことになる。
この線が実は結構確実なように思う。
標高があってもアクセスしやすい=客が多い=早い時期からバイトも多く必要、となるからだ。

そんなこんなで、ちるじろうは、今は「6-10月/11月まで働けるアクセスがよい山小屋」を
中心に情報を集め、電話をしている。

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(常念小屋、受付)

最後に、私的な意見ながら
【どうすれば山小屋バイトを確保できるか】

これは、一度でも就職活動をした人であれば俺がここで考えを言う必要はないと思う。
山小屋を応募する人の最初の同期は間違いなく「ヤマが好き」だろう。
だからと言って、それを全面にだして「・・だからバイトがしたいんです」では
確実にふるいにかけられる、という話だ。

実は(!?)、山小屋バイトは優秀な人材が集まりやすいと言われている。
夏の間は山小屋バイトをして、後は旅をするとか自分の夢を追いかける・・つまり自発的な人間が多いのだ。

雇用主からすれば、電話と紙切れ一枚で、半年間一緒に働く人間を決めなければならない。
だったら、雇用主はそれらから何を汲み取ろうとするだろうか、
そしてこっちは何をアピールをすればいいのか。
そのあたりを考えに考えて、勝負をかけるといいと思う。



・・ちょっと偉そうに書いてしまいましたが。。
まだこれからの身ながら、接客業を2年やった身として、
山小屋は絶対楽じゃない、と思っている。
それなりの覚悟を持って、本気で山小屋バイトをしようと考えている人の参考になるよう
文章を書いたつもり。

また、実際に仕事をしたあとにも、その感想を書きたいと思う。
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by Mr-chirujirou | 2010-03-25 20:59 | 山小屋アルバイト