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写真でつづる山小屋生活―8月~咲き誇る~

①ハイマツと富士
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(写真の構図は山小屋にあった作品を拝借してます)

②雲、踊る
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③斜面を埋めるシナノキンバイ
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④シナノオトギリ
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⑤タカネマンテマ
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北岳で最も貴重な植物のひとつ、「高嶺マンテマ」
見事な株だ。
この紙風船みたいなボールの先に、小さな小さな花をつける。


*******

近況①
新ブログ開設まで、もう少し。
機能が多い分ややこしく苦戦してます。出発までに公開にこぎつけるか?苦笑
(ロリポップとワードプレスを使用)

近況②
準備は着々と進みつつある。
肝心かなめの、自転車の納車は出発4日前!(苦笑)
サイドバッグやフロントバッグもふくめて20万。
バッグ容量は全部で90リットルくらい。..なんでも入ります。

近況③
・・・出発まで、あと9日。
その日を待つばかりだ。
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# by Mr-chirujirou | 2010-11-20 16:06 | 山小屋アルバイト

太陽を気にして生活したい

何か、寂しいな、と下山してから感じていた。

5か月ちょいの山小屋バイトから下山して、今は3週間しかない次への準備期間の中で
名古屋に出たり、車で買い物にでかけたりをしている。

そんな風に日々の生活をしていて
やっぱりなんか違うなぁー・・と。 うーん、なんだろう?
この寂しいような、
何か物足りないような。
大事なものを、見落としているような。。

*****

数日前、その大事なものは見つかった。

偶然にも駅のホームで見つけてしまった。

電車を待つその間、ふっと見上げたその先に、
ビルとビルの間に小さな太陽が沈もうとしていた。
なんというか、「ちっせぇなぁー!」と小さく驚き
そして、「あぁ、かけていたものはこれか」と気がついたのだった。

*****

山の上での生活で、太陽という存在はどれほど大きかったろう。

いったい何度太陽を見て、その方角を確認しただろう。
太陽があるかないか、あるとしたらどのくらいの強さか。
そこに大きく一日の仕事が左右される生活――「生き方」と言っていいのかもしれない。

山の上で見る太陽は、それはもうとびきり大きく見えたものだ。


*****

ビルの谷間に申し訳なさそうに落ちていく太陽
誰の気にも止められないと、ここまでちいさくなってしまうのかなぁと
淡いオレンジの斜光を全身に浴びながら、なんだかこちらも申し訳ないような気持になってしまった。

太陽の大小なんて、大いに意識の問題だとも思う。
でも、太陽が見えにくい生活、気にしなくてもいい生活というのは、
やっぱり性にあわないなと改めて認識したのでした。

オーストラリアの地で、太陽をさんさんと浴びながらチャリをこぐ生活
太陽のもとで農作業する生活
今からとてもあこがれる。楽しみでならないな。

・・・何か脱線しそうなので今日はもうやめておきます笑
ランニングしてから、久々の友人に会いに行ってきます。それでは、また。
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# by Mr-chirujirou | 2010-11-14 10:52

写真でつづる山小屋生活―7月~雲の上のお花畑~

7月――

白馬岳と並んで希少な植物が豊富に咲くことから、"高山植物の宝庫"と言われる北岳。
連日のように、その"高嶺の花"を目当てに登山客が押しよせた。
6月下旬に登山バスも開通し、いよいよシーズンが幕をあけたのだ。

そしてお花畑が広がりはじめる北岳はシーズン幕開けそうそう、「ピーク」を迎える。
休日ともなれば小屋も外のテン場も、足の踏み場もないほどの人出となった。
150人収容の山小屋に、テント組も含めて最大で500人は泊ったはずだ。

収容人数をはるかに超えた宿泊客を受け入れる――いちバイトとしてはこれほど大変なことはない。
朝は3時台に起きて、夜は20時まで接客と食事の嵐。
お客さんのほうも、本来4人のスペースに6人が寝たのだから、きっと大変だったろう。

しかし、そんな小屋の喧騒をよそに、残雪も少なくなった7月の北岳は、静かに、
彩りゆたかな"お花畑"を身にまとう。
標高3000mの雲の上に広がる――それは"楽園"そのものだった。

①登山もピーク
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②「チョウノスケソウとオヤマノエンドウ」
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③登山道とお花畑(ハクサンイチゲ)
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④残雪の残る尾根
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⑤北岳を仰ぐ
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⑥駆けあげる
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⑦夏の雲①
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⑧夏の雲②
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# by Mr-chirujirou | 2010-11-11 00:20 | 山小屋アルバイト

写真でつづる山小屋生活―6月~北岳との出会い~

2010年6月

ヘリで3000Mまでひとっ飛びして、南アルプス・北岳の、とある山小屋の前に降り立つ。
ヘリが去った後の、静まりかえった景色とほほを撫でる冷たい風が印象的だった。

目の前にあるはずの山小屋は、屋根を残して完全に雪に埋まっていた。
そこから始まる、まさかの過酷な雪かき生活。
体力ももともと足りないし、何より空気も薄い。
それでもほかの連中に負けないようにと、疲れを通り越して笑えるくらい雪かきをした。

お客さんが登り始める下旬まで、ほぼ毎日スコップとツルハシを担いで外に出る日々だった。

①山小屋、初日
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②北岳より、富士山
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③山道であったサル
※6月下旬、休暇をもらった後の登りで、サルの群れに出くわしてしまった。
運の悪いことに登山道をふさぐようにサルたちは散らばり、子ども連れもいたせいか
こちらの接近に相当に緊張したようす。
大柄のオスが何度もこぶし大の石を投げてきて、2M横をごろごろと石が駆け抜けていったときは
かなり恐ろしかった。「サルに投石されて骨折」なんて笑えない冗談だ。
結局、にらめっこの末サルの群れは森の中に姿を消していった。
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④荷揚げ
誰もが気になるそのチャーター料は、約80万。
プラス、荷物1トンにつき15万くらいだそうだ。
周辺の山小屋とチャーター料を出し合い同日に荷揚げをすることで、負担を減らしている。
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⑤北岳山頂付近より、富士山
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⑥キタダケソウ
日本固有種・絶滅危惧種。
さらに残雪期の6月末~7月上旬、標高3000Mの雪の消えたばかりの斜面に咲くという特徴上、
この”高嶺の花”を見れる人は本当に一握り。
この花だけを目的に登山する人も大勢いるほど、魅力を持った花だ。
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⑦布団干し
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# by Mr-chirujirou | 2010-11-07 16:14 | 山小屋アルバイト

5か月間、ありがとう。

6月から11月5日まで
北岳という日本第2位の高峰(3,193M)で働かせてもらった。
 
麓から小屋まで歩いて5時間かかる山小屋。
地上にいながら船の中で生活するような、隔絶された特殊な空間での5ヶ月間。

初め抱いていた「資金集めのアルバイト」というアマい感覚は、
すぐに「共同でつくりあげる仕事」に切り替えた。

そんな初歩的な認識から改めなければならなかった自分が歯がゆいけれど、
限られた空間、限られた物資、そして限られた人間で協力しあって仕事をする面白さ
そしてその難しさを多少なりとも知ることができた。
山小屋での5か月は、特に仕事面でほんとうにいい経験だったと思う。

*****

これから数年間、「旅」という空間に身を置く上で、意識しておきたいことがある。

特に自転車で移動する点、「自分の力だけでやり遂げること」に意識が傾いてしまうような気がするのだ。
自分ひとりで何かを成し遂げる――これは正直、とてつもなく面白い。
「海外を自転車で旅すること」は、まさにその魅力を全身で浴びることに他ならない。
それでも、自転車は旅の移動手段であって、そのすべてではないことを肝に銘じておきたい。

「大陸一周」を最大の目標としながらも、
できるだけ一点に留まり、現地の人に混じって仕事をしたいと思う。
そしてもっと厳しい環境で、共同生活をしてみたいと思う。
一人でできることも、一人ではできないことも、もっともっとチャレンジしたい。

その先に何が見えるか、それを思うとわくわくして仕方がない。


*****

5か月間、ほんとうにありがとうございました。
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# by Mr-chirujirou | 2010-11-07 00:42 | 山小屋アルバイト