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MANUKA

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中国の結婚式

いやいや、あっというまに3週間も更新があいてしまった。

中国(内モンゴルのフフホト)での結婚式、写真付きで紹介します。
日本式のとは相当違ったので、参加した自分もよく分かってない部分はあるものの@
出来事をピックアップするかたちで おおまかーに紹介できたらいいなーと思いつつ書いてみます。


******

当日朝、新郎宅に新郎関係者が勢ぞろいして、それぞれ準備をしていた。
新郎はもちろんのこと、"伴郎"と呼ばれる「新郎の友人代表(?)」若手5人がスーツに着替えてスタンバイ。
ちるじろうも、気を利かせてもらってか、伴郎の役割をもらった。
そのほか、友人やら家族など、家の中は足の踏み場のないくらい人だらけだ。

準備も終えて、さっそく式場に向かうのかなーと思ったら、どうやら違う。
こんな車を先頭に、
中国の結婚式_e0041624_22451398.jpg

みんな車に乗って、まずは新婦を迎えにいくらしい。
中国の結婚式_e0041624_2247402.jpg
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(いざ、新婦を迎えに出発!)(ちなみに、新郎宅そばの地面の穴はこんな風にふさがれていた。)

お宅を出て、さぁ出発!・・という合図だろうか、家を出たとたん、すさまじい量の爆竹が炸裂した。
耳をふさいでもなお音が"痛い"。それくらいの爆竹。
周りの住民はどう反応するのかとふっと思ったが、みんな笑顔で窓辺や玄関から眺めていた。どうもこの爆竹は結婚式の恒例のようだ。

車4-5台も連なって、2、30分走っただろうか、新婦の実家の前に到着した。
と、やっぱりここでも大通り沿いにかかわらず豪快な爆竹が鳴り響いている。”新郎が迎えに来たぞ!”とでも表現しているんだろうか。

この結婚式でいちばん面白かったのは、ここから先だ。
新郎が伴郎をひきつれて迎えには来たが、新婦側の数人の女性たち(伴郎と同じような役割)が新婦宅の扉の前に立ち塞がって会わせようとしないのだ。

両者が、中国語で何やら言い争いをしているのだが、中国語なのでさっぱりわからない。
でも何となくわかるから面白い。
新郎一同「新婦と会わせてくれ」
新婦側の女性たち「新婦は渡さない!どうしてもってなら、●◎★しなさい!」
ってな具合だったんじゃないかな。
中国の結婚式_e0041624_23162483.jpg

女性側がどちらかというと優位に立って(笑)、歌えだの踊れだの何かくれだの、いろいろと要求をしてくる。
男性側は力を合わせて口説いて歌って踊って、用意していた金一封やお菓子の詰め合わせなんかも渡して、新婦の部屋にたどり着くまで、一つひとつ扉を開けていってもらうのだ。時には扉越しにやり取りもして、大いに盛り上がった。

ようやく新郎と新婦がめでたく再会できたときには、喜びもひとしお。
新婦をお嬢様だっこで車まで運んでいた。笑

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*****
以上が式前の出来事。
みんな笑顔で楽しんでやっているのが、とてもよかった。
結婚式場にたどり着くまでにもドラマが用意されているなんて、考えてもみなかった。

余談だけど、ちるじろうはまったく中国語ができない。
本来理解に苦しんだはずのこの一連の動きがよくわかったのは、
参加者のうち女性数人が日本語ができる元留学生だったからだ。
優しくこそっと教えてくれる彼女たちがいなかったら、この思い出もずいぶん違ったものだったんじゃないかな。日本語ができない人も、笑顔で身振り手振りで教えてくれた。
みんな、いいひとたちだったな・。

さて、長くなったので勝手に前後篇にします笑
それでは。
by Mr-chirujirou | 2009-07-13 23:30 | 「旅」