①ブロッケン現象
思えば9月はこの現象が多かった。
山の上でしか見られない貴重な現象、「ブロッケン」。
稜線上で、太陽が射し、足元に広がる雲に自分の影がうつるとき、
その影は周りに虹がかかったように映る。
虹をまとった自分の影を見ると、ちょっと神様にでもなったよう。
余談だが写真に写るテントは、ちるじろうの住処。
わずか2カ月のテント生活だったけど、こんなに素敵な住所もなかったと今でも思う。
②チングルマの"ふわふわ"
夏に白い花を咲かせるチングルマ。
秋になると装い新たに、登山客を楽しませてくれる。
③稜線上のウラシマツツジ
9月のある時期、稜線上は真っ赤に染まる
④ウラシマツツジ
⑤黄金色の空
9月24日。
間違いなく今年のシーズンで1,2を争う夕焼けだった。
(※レタッチはしてません。みたまんま。)
⑥葉っぱ?いやいや飛べるんです
ときどき夜になると街灯に誘われてやってきた、名も知らない蛾くん。
"枯れ葉の翼"を広げ羽ばたくと、鮮やかなオレンジが広がる。
⑦おまけ
枯れた花も、きれいだ。
高山植物たちは、夏の短さを知っている。
シーズンを通して、見事なバトンワークで、次々にさまざまな花が咲いた。
バトンを手放すと、種を残し、土に戻ってゆく。