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SPCAボランティア


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(SPCA otago)

作業内容
09:00 猫の小屋の掃除、餌やり
10:30 兎小屋の掃除、餌やり or PUPPYの散歩
12:00 その他いろいろ
12:30~14:00 解散
 
◆まず思うことは、この国にとってボランティアはごくごく普通のことだと言うこと。
ボランティアの人は俺だけではなく、日によって違うが3,4人は大抵集まる。
俺のように旅の途中で長期にわたって毎日くるのは俺のほか1人で、残りは時間があまったから手伝いに来た、という感じの人たちのよう。だからスタッフは毎日のように誰かに仕事内容を説明している。
そして、ここが一番驚くのだが、自分の出来る仕事が終わるとみんなすーと帰っていく。出来ることを手伝って、終われば何事も無かったかのように帰っていく。そんな感じなのだ。
だから俺はいつ帰ればいいか最初のほうはぜんぜん分からなかった。それに、自分の受け持った仕事を終えた後「他に仕事ない?」と毎日のように聞いていたのだが、そのボランティアというものを真剣に考えすぎていた俺の姿勢に、スタッフの人は少なからず戸惑いを覚えていたようだ。
日本で「ボランティア」というと、何か特別なことでもやっているような印象を受けるが(現に俺もその傾向を持っていたように思う)、まずその根本的な考え方自体が、すこし間違っていたように今は思っている。
「NZはボランティアが盛ん」。旅の参考書にはそう書いてあるが、これは少しおかしい。
日本の感覚で言えばそうなるのだろう。
だけど、「NZではボランティアはごく当たり前のこと」と言った方が、しっくりくる感じがする。

◆ 一人での作業が多く、英語をしゃべる機会はあまり無かった。俺がもっと努力すれば、もっと話す機会はあったのかもしれないが、どうも忙しそうにしているのでしゃべりかけ辛かった。その代わり仕事は大抵1時前後に終わるから、その後は日本から持参した英語教材をやったりこちらで買った本を読んだり、そこそこ有意義にはフリーの午後を過ごせたと思う。
 
◆SPCAはNZ全域に支部を持ち、飼い主の居ない、又は怪我した犬猫や鳥などを保護して世話をする機関。一部の動物は一般向けに販売されている。猫は一匹$65-70。病気や怪我がある場合はまず治療され、改善後は里親探しが始まる仕組みだ。
俺が働いていた期間中は、2匹の猫が買い取られていった。しかし、それ以上の猫が同期間に運び込まれてきていたように思う。
スタッフ曰く、動物の数が多すぎるのが一番の問題だという。
「カウントダウン」等の大型スーパーなどの出口付近には、多くの場合「SPCA Donation Box」が置いてある。お金ではなく、キャットフード缶を募っているところがユニークだ。
 
◆SPCAは大抵どこの都市にも支部を持っているから、おそらく動物・自然相手のボランティアを探す場合ここが一番探しやすいと思う。NZの動物保護活動に興味がある場合は、うってつけの場所だと思う。

さて、実はこのSPCAボラも今週いっぱいで終わり。計10日間、最初から短期のつもりでした。
今は、次を計画中なのです。請うご期待。
by Mr-chirujirou | 2006-04-13 20:50 | NZ - 自然保全活動ボラ