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MANUKA

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ツバルに滞在します

ドキドキしながら、決心はついてるのに店の前でうろうろ。
そして、意を決して旅行代理店へ。
ついに、ようやく、ツバルへの航空券を買った。
4月ごろ、ダニーデンにいた頃からずっとずっと暖めていた一大企画が、やっと動き出した。

日本からNZに来る航空券より高いってのもおかしな話だが、これで、
やっとツバルへいける。
行かなかったら絶対にまた“後悔”をする――その想いが、最後の決め手だった。

ツバルで温暖化現象関係の卒論研究をしたい。最初の動機はそれだったが、
考えても考えても肝心の研究内容を煮詰めることができず、
また、もし調査に穴があった場合もう一度渡航しなければならないというリスク ―日本-ツバル間はさらに高い― も考慮した上で、「ツバルでの卒論研究」案は諦めることにした。

ところで最近、このブログの内容が多少変化していることにお気づきだろうか。
今までは「自分の気持ちや考えを述べる場」としてブログを見てきたが、最近は「自分の持つ知識・情報・体験を伝える場」にしていきたいとも、考えられるようになっている。

それはすでに6ヶ月も海外で過ごし、そしてNZの自然史・特に生物史の知識を一般旅行者以上に持つようになるに至って、
【知る】ことから【考える】という今までの流れに加えて、自然と【伝える】という動作ができるようになってきたからだ。できるようになった、というのは多少傲慢な言い方かもしれないが、この【伝える】という動作を加えることによってさらに自身の知識を明確化できるし鮮明にもなり、新たな考えが起きるきっかけにもなる。そういう考えでもって、【伝える】作業も少しずつ始めることにした。カテゴリ「鳥図鑑」がそのいい例だ。

そういう自分自身の考え方の変化があり、
ツバル滞在というおそらく大方のヒトが選ばない経験を選ぶに至り、ぜひ【伝える】という作業を本格化させてみたいと思うようになったのだ。
これが、「卒論調査」に変わる、大きな渡航動機になっている。

残念ながら、ツバルという、人口はほぼ世界最小といえども決して浅くない文化や歴史を持ち、ずっとずっと昔から人々が生活を営んできた――そして今、温暖化によって国ごと消えようとしている――この国は、多くのヒトにその存在すら知られていない。
隣国であるはずのNZの旅行代理店のスタッフ達でさえ「初耳」と言っていた。今、ツバルの認知度はこの程度でしかない。
俺はその国へ行き、この目で見、きっと多くのヒトと話をするだろう。
ツバルについてある程度の知識と、体験を有する数少ない人間となると言っていい。

全く未熟者ながら、それでも、【伝える】ということを念頭において、
ツバルでの2週間を過ごしてみたいと、今は思っている。

手段として、このブログも大いに有用だと思うし、まだ一年残っている大学で何か出来るのかもしれない。既存のツバル関係の支援組織に体験記を寄せるのでもいいだろう。きっと、考えれば考えるだけ、“発信”の手段はあるはずだ。

いろいろ頭を巡らせて、これからを過ごしたい。

 
 *ツバル渡航詳細*
9/11 Auckland- Nadi (Fiji)
12,13 Fiji観光
14 Suva (Fiji)- フナフチ(Tuvalu)
14-28 Tuvalu滞在
28 フナフチ(Tuvalu)- Suva(Fiji)
29 Nadi (Fiji) - Auckland
by Mr-chirujirou | 2006-08-12 18:19 | NZ - 迷走中本編