まだ気持ちがまとまっていないけれど、
簡単に雑記としてこの日の考えを残しておこうと思う。
友人が、日本に戻って行った。
5ヶ月間の世界旅行、その最後の国をNZにし、
俺と数日間を過ごしていただいたのは本当に感謝している。
そして、本当に多くの情報を俺にもたらしてくれた。
おそらくこの言い方が一番適当かと思う。
旅行前は自分と似ているなと思っていた考え方も、
今となっては相当に異なる”考えの範囲”を持つようになっていて
俺がこのNZに来てから取りこぼしていた”考えるべき事”を
そっと気付かせてくれたように、今は思っている。
何より思うのは
”Everything is changing.”
もっともっと、今までよりずっと強く
一つ一つの出会いを
一つ一つの出来事を
一つ一つの思い出を
大切にしなければなるまい。
これは今までブログでも、日記でも散々言ってきたはずだった。
でも、今回の六ヶ月ぶりの友人との再会で得たこの想いが、
今までで一番強烈だった。この想い、きっと一生忘れないだろう。
そして、いつもいつも想う事。
自分は、なんて未熟者なのだろうと、毎日思っている。
そう思わずにはいられない。
すべての要素が足りていない。誰よりも。
NZに来て、さらにこの思いが強くなった。
それを紛らわすように毎日勉強と読書をし、
行動によって何らかの連鎖を獲得しようという強い意志が働いている。
これはこれでいい。
昨日、宿の食堂でオーストラリアから旅行に来ているおじいさんと長時間話をしていた。この方は日本文化にとても興味があり、同時に相当の知識と来日歴も有していて、今は母国のコミュニティースクールで日本文化の講義もしているらしい。
来年からは大学に再度通い、比較文化学を学ぶんだと、静かな目つきで俺に言ってくれた。
俺の目指す「生涯学生」を貫き、果てのない知的好奇心をもって自分の人生を豊かにしている。まさに俺の目標とする生き方を実践しているこのおじいさんに尊敬の想いを抱くと同時に、俺は自分の小ささをひしひしと感じていた。
”包容力”という日本語があるが、このおじいさんはこれを間違いなく持っている。
そして、自分の土俵と言うものを、間違いなく有している。
こういう人間に学び、いつかは同じ立場に立ちたいものだと、強く思う。