出会った生物についても記しておくが、その種の専門的な知識を持ち合わせているわけではないため、ここではツバルで見られる生物を簡潔に書いておくことにする。
『鳥類』
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white tern….ternとは日本語でアジサシのことだ。俺自身これまで鳥類に興味を持ってから数々の種類を見てきた。だが、正直white tern以上に美しい鳥はみたことがない。
透き通るような青空に、眩しいほどの純白と曲線美を纏った羽と体を溶け込ませ、優雅に飛んでいる姿をよく見かけた。まるで夏空を舞う妖精だ。
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Phoenix Petrel…..ミズナギドリの一種。ややwhite ternより大きく、体はグレーで体格もいい。フナフチ島では北端近くの森林・ココナツ林のエリアで見ることができる。停まっている姿は見たことがないが、その顔にはどこか愛着がある。
他には大きな
heron(サギの仲間)や
dotterel(チドリの仲間)なども目にしたのだが、詳しい名称までは把握しておらず、申し訳ないがここでは触れないことにする。
『哺乳類・その他』
家畜、あるいはペットとして、
ブタ・鶏・猫・犬をかなりの頻度で見かける。ブタ以外は放し飼いで、そこいら中を歩き回っている具合だ。その他、南端部で
ネズミの一種を見たが、ネズミは元々この島にいたのだろうか?人間活動の影響の結果住み着いたものだとすると、タチが悪そうだ。
哺乳類以外で言うと、日本の赤とんぼのような
トンボや
カナヘビもよく見かける。悩ましさで言えば、蚊と蟻も忘れることができない。
ちなみにゴキブリはいないようだ。2週間の滞在で見たことがない。
写真は宿によく現れたヤモリの一種。現地語でモコ、と呼んでいたと思う。